口福のティーバッグ

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この頃、家に急須を備えていない、また、あっても使わない、でも、お茶が好きという方々がいらっしゃいます。ひとり住まいならば、なおさらでしょう。

そこでそのような皆さまにあっても、友野園が丹念に育て、上質な茶葉だけを選んで作ったお茶を、手軽に、美味しく味わっていただきたい、と願って、各種のティーバッグをラインアップしています。

一番茶だけを原料にした高級煎茶や、定番の緑茶、焙じ茶、それに和紅茶まで、お好み次第に味わっていただけます。なかでも煎茶や緑茶のティーバッグでは、ホットはもちろん、水出し茶でも奥深さが伝わるよう、茶葉の配合をとくに繊細に調整しました。

その日の陽気や、その時の気分、また食事などの内容によって、ティーバッグなら感じるままに、気軽に、飲み分けていただけます。

ただし、ティーバッグを通して味わうお茶ですから、素材に妥協はしませんでした。とくに安全性には充分に配慮し、植物由来の繊維から作られた生分解性フィルターのみを使用しました。この繊維は通水性にも優れていて、また、三角テトラバッグを採用したことにより、茶葉は広がりやすく、うま味は逃さずしっかりと引き出せます。

お茶が主役なだけに、ボタニカルであり、しかもクリーンな、安心な材料だけを用いたのは、お年寄りからお子様まで、いつでも、家族団らんで味わっていただけるようにと、思ったからです。

友野園の茶葉の爽やかな味わいや、まろみ、ほわりと立つ香りは、ティーバッグになってもそのままを、ギュッ! と詰め込んでありますし、熱湯で淹れたとしても渋みが出にくいよう、独自の工夫も施しました。

なにより、急須を使わない、使われない方々にも、このお茶、いいよね、と、まっすぐに感じていただける口福の袋詰めが、当園のティーバッグなのです。

ティーバッグも、美味い!

日本茶の淹れ方

1,急須を使わない場合、湯呑みやカップに、直接、湯を注ぎます。ティーバッグは熱湯で淹れても、渋みが抑えられ、美味しく飲めるよう調整してありますが、できれば適温(70~80度)になるまで待ちます。

2,適温の目安としては、熱湯を入れた湯呑みなどが、直接、掌中に包み込めるくらいまで温度が下がってから、湯のなかにティーバッグを静かに沈めます。

3,もし湯呑みやカップにフタがあれば、フタをして蒸らします。食品ラップや小皿などで代用もできますが、しなくても美味しく抽出できます。

4,かき混ぜずに30秒~60秒ほど待って、引き上げます。最後のひと滴まで、うま味をしっかりと落とし切ります。なお1煎目で、茶葉の成分のほとんどは抽出されます。

5,急須を用いる場合には、人数分のティーバッグを入れ、適温になった人数分の湯をまとめて注ぎます。手軽に、いつも通りの美味しさが味えます。